【ダイヤモンドS】ヘデントール 圧巻4馬身差で重賞初制覇!戸崎称賛「リズム、手応え凄く良かった」

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2025年02月23日(日) 05:10 0 1

<東京11R・ダイヤモンドS>レースを制したヘデントール(撮影・村上 大輔)

 府中の名物長距離ハンデG3「第75回ダイヤモンドS」が22日、東京競馬場で行われた。単勝1・9倍の1番人気に支持されたが4馬身差の快勝で重賞初制覇を飾った。

 タフな東京の直線、3000メートル超を走った後は過酷だ。大半の馬がバタバタになる中、ヘデントールはまっすぐと伸び続けた。「直線は気持ち良く走ってくれました」とコンビ2度目の戸崎。底知れないスタミナ、涼しい顔で走り抜けた。

 府中のスタンドが沸いたのは2周目の3~4角。豪G1メルボルンC2着で自信を付けたワープスピードが強気に馬体を併せてくる。譲れない。早々と先頭に立った。勝負の色がついたのは残り400メートル付近。苦しくなったワープスピードが外へよれ始める。ヘデントールの体幹はブレない。力強く後続との差を広げた。戸崎は「心配したスタートを上手に出てくれて思った以上のポジションを取れた。道中のリズム、手応えも凄く良かったです」と素質を称賛した。

 スムーズさを欠いた菊花賞でも2着に好走。その後は成長を促した。この日はプラス10キロでの出走。木村師は「数字はプラスでしたが、ボテッとはしていなくて肩幅やお尻も大きくなっていた」と成長を実感。上昇カーブを描きつつ、後に待つ大舞台を迎えられる。

 当然、次の選択肢に入るのは天皇賞・春(5月4日、京都)だろう。現地で見届けたキャロットファームの秋田博章社長は「それはみなさんで考えてください(笑い)」と煙に巻いたが、「スタミナは無尽蔵だね」とそのポテンシャルを実感した。馬名の由来は救世主。ニュースター誕生が待たれる長距離戦線に救いの手を差しのべる。

 ◆ヘデントール 父ルーラーシップ 母コルコバード(母の父ステイゴールド)21年4月6日生まれ 牡4歳 美浦・木村厩舎所属 馬主・キャロットファーム 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績8戦5勝(重賞初勝利) 総獲得賞金1億8295万1000円 馬名の由来は救世主(ポルトガル語)。

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