9日、中山競馬場で行われた第62回弥生賞ディープインパクト記念(3歳・GII・芝2000m)は、スタートでヨレて後方からの競馬となるも、向正面で一気に捲ってハナを奪い押し切った杉原誠人騎手騎乗の7番人気ファウストラーゼン(牡3、栗東・西村真幸厩舎)が、レース半ばまでハナに立って最後も差を詰めた2番人気ヴィンセンシオ(牡3、美浦・森一誠厩舎)にクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分01秒3(稍重)。

　さらにクビ差の3着に5番人気アロヒアリイ(牡3、美浦・田中博康厩舎)が入った。なお、1番人気ミュージアムマイル(牡3、栗東・高柳大輔厩舎)は4着に、3番人気ナグルファル(牡3、栗東・杉山晴紀厩舎)は12着に終わった。

　勝ったファウストラーゼンは、父モズアスコット、母ペイシャフェリス、その父スペシャルウィークという血統。昨年末のホープフルSでは単勝オッズ303.3倍の17番人気ながら、16番手から一気にハナを奪う競馬で3着と好走。今回も同様の競馬で見事勝利を飾り、重賞初制覇を果たした。また、本馬及び2着のヴィンセンシオ、3着のアロヒアリイは皐月賞の優先出走権を獲得した。

【勝ち馬プロフィール】
◆ファウストラーゼン(牡3)
騎手:杉原誠人
厩舎:栗東・西村真幸
父:モズアスコット
母:ペイシャフェリス
母の父:スペシャルウィーク
馬主:宮崎俊也
生産者:友田牧場

【全着順】
1着　ファウストラーゼン　7人気
2着　ヴィンセンシオ　2人気
3着　アロヒアリイ　5人気
4着　ミュージアムマイル　1人気
5着　ガンバルマン　13人気
6着　アスクシュタイン　8人気
7着　マイネルゼウス　14人気
8着　レディネス　6人気
9着　ベストシーン　12人気
10着　ジュタ　4人気
11着　クラウディアイ　9人気
12着　ナグルファル　3人気
13着　ブラックジェダイト　10人気
14着　ロードガレリア　11人気

＜弥生賞ダイジェスト＞

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