◆若葉S・リステッド(3月22日、阪神・芝2000メートル＝2着までに皐月賞の優先出走権)＝18日、栗東トレセン

　ホープフルS2着のジョバンニ(牡3歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父エピファネイア)がクラシックへの始動戦に臨む。皐月賞出走のための収得賞金は十分だが、あえてトライアルに出走。杉山晴調教師は、その意図を「京都2歳SからホープフルSまで在厩で調整して、雰囲気が良かったので、そのイメージで」と説明。昨年の臨戦過程を踏襲した。

　昨年7月に新馬勝ち。野路菊S、京都2歳Sはともにエリキングの2着で、ホープフルSはクロワデュノールの2着だった。2勝目が遠いが、世代トップの実力は示している。トレーナーは「あまり欠点がない。元々完成度が高かった。どんな展開でも力を出せるし、舞台に不安はない」と評価。他のメンバーと比べても実績は最上位で、ここは負けられない一戦だ。