30日、中京競馬場で行われた第55回高松宮記念(4歳上・GI・芝1200m)は、中団追走から直線で各馬を差し切ったJ.モレイラ騎手騎乗の2番人気サトノレーヴ(牡6、美浦・堀宣行厩舎)が、その外から追い上げてきた1番人気ナムラクレア(牝6、栗東・長谷川浩大厩舎)に3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分07秒9(良)。

　さらに1.1/4馬身差の3着に6番人気ママコチャ(牝6、栗東・池江泰寿厩舎)が入った。なお、3番人気ルガル(牡5、栗東・杉山晴紀厩舎)は7着に終わった。

　勝ったサトノレーヴは、父ロードカナロア、母チリエージェ、その父サクラバクシンオーという血統。昨年は函館スプリントSとキーンランドCを勝ってスプリンターズSに挑むも7着に敗れたが、暮れの香港スプリントで3着に健闘。その前走に続くJ.モレイラ騎手とのコンビで悲願のGI初制覇を果たした。

【高松宮記念】1967年創設の「中京大賞典」が前身。71年に高松宮殿下から優勝杯を賜ったのを機に「高松宮杯」に改称された。96年に2000mの別定重量戦から1200mに短縮され、中京競馬場初のGIに格上げ。その後現在の名称に変わり、春GIシーズン到来を告げる一戦となった。

【勝ち馬プロフィール】
◆サトノレーヴ(牡6)
騎手:J.モレイラ
厩舎:美浦・堀宣行
父:ロードカナロア
母:チリエージェ
母の父:サクラバクシンオー
馬主:里見治
生産者:白井牧場

【全着順】
1着　サトノレーヴ　2人気
2着　ナムラクレア　1人気
3着　ママコチャ　6人気
4着　トウシンマカオ　5人気
5着　エイシンフェンサー　8人気
6着　マッドクール　4人気
7着　ルガル　3人気
8着　ドロップオブライト　17人気
9着　ビッグシーザー　7人気
10着　カンチェンジュンガ　9人気
11着　トゥラヴェスーラ　16人気
12着　バルサムノート　18人気
13着　モズメイメイ　14人気
14着　オフトレイル　11人気
15着　キタノエクスプレス　13人気
16着　ウイングレイテスト　12人気
17着　スズハローム　15人気
18着　ペアポルックス　10人気

＜高松宮記念ダイジェスト＞

※スーパープレミアムコースでは全レースのフル映像のほか、各場毎のダイジェスト映像をご視聴いただけます