真っ赤な勝負服に身を包んだ川崎競馬のベテラン・山崎誠士騎手（４０）＝山崎尋＝が１８日の川崎競馬３Ｒで地方競馬通算２０００勝（２０１１年浦和記念・Ｊｐｎ２を含む重賞２７勝）を達成。０３年１０月のデビューから１万８２８１戦目で大台に到達した。南関東では現役５人目。

　「そんなに足踏みすることなく達成できて、ひとまずホッとしました」と心地良い汗を拭った山崎誠。１番人気のアイビーブリッツの手綱を取り好位から４角先頭。ゴール前で後続の猛追を抑えてのメモリアルＶに右手で軽くガッツポーズを作った。

　祖父、父が川崎競馬の騎手＆調教師で兄も調教師という競馬一家。「年月を積み重ねてきた特別な数字」と感慨深そう。次の目標を問われ「特に定めていない。いろいろ考えながら。調教師という選択肢も」と調教師試験受験プランを明かしたが、あくまでも選択肢の一つ。さらに磨きのかかった手綱さばきを魅せてもらいたい。