牝馬クラシックの勢力図を占う重要な一戦/チューリップ賞の見どころ

2015年03月02日(月) 12:02

大崩れしない強みがあるレッツゴードンキ(写真は2014年新馬優勝時、撮影:高橋正和)

 阪神JFで好走したレッツゴードンキココロノアイクルミナルコンテッサトゥーレといった無敗のディープインパクト産駒2頭が挑む形の今年のチューリップ賞。ここでの結果で春の牝馬クラシック戦線の勢力図が分かりそうな重要なレースとなりそうだ。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■3/7(土) チューリップ賞(3歳・牝・GIII・阪神芝1600m)

 レッツゴードンキ(牝3、栗東・梅田智之厩舎)は阪神JFでショウナンアデラの脚に屈したが、レース内容としては一番強かったと言っても過言ではないだろう。自ら動けるタイプで安定感があり、ここでもまず大崩れすることはないだろう。本番に向けて好内容が期待される。

 ココロノアイ(牝3、美浦・尾関知人厩舎)はステイゴールド産駒で見た目以上に走るタイプ。前々走のアルテミスSの内容が強く、前走もキッチリと力を出し切った。ここでも大崩れはなさそうだ。

 クルミナル(牝3、栗東・須貝尚介厩舎)は新馬戦、エルフィンS共に楽勝。ここは一気の相手強化となるが、あっさりクリアしてもおかしくない好素材だ。このメンバーで前走の様な競馬ができれば一気に桜の主役候補に躍り出る。

 コンテッサトゥーレ(牝3、栗東・安田隆行厩舎)は前走の紅梅Sで大きく出遅れながらも直線で前を捕らえ切った。素質はこのメンバーでも見劣りせず、こちらも試金石となる一戦。

 その他、距離不足の印象も能力上位のロカ(牝3、栗東・今野貞一厩舎)、芝替わりもダートの内容から期待が膨らむブチコ(牝3、栗東・音無秀孝厩舎)、こちらも距離不足の印象があるが素材上位のシングウィズジョイ(牝3、栗東・友道康夫厩舎)辺りも好内容が期待される。発走は15時35分。

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