休み明けを快勝したロジチャリスが、叩いてさらに上昇ムードだ。美浦Wで僚馬フォルタレッサ(3歳未勝利)を3馬身追走。4F51秒7-37秒5-12秒4を計時し、1馬身先着した。

　初めてコンビを組む大野は「乗りやすい馬。思い通りの競馬ができるタイプだと思う。大跳びでもスタートが速そうだし、小回りコースは問題ない。前々で運ぶイメージができました」と好感触を伝える。

　休み明け初戦の前走は2番手からあっさりと抜け出して楽勝。素質の高さを印象づけた。佐藤助手は「前走も中身はできていた。使ったことで活気が出て来た。休養前の2戦は環境に慣れ過ぎたのが敗因だと思う」と言う。初勝利の福島9F戦でパワーアップした姿を披露してくれそうだ。

　ミュゼゴーストは美浦Wで併せ馬。余裕残しの手応えで僚馬スワンボート(5歳1000万下)と併入。4F52秒3-38秒6-13秒0。騎乗した柴田善は「追ってブレる面がだいぶ解消した。ちょっとずつ良くなっている。前走は狭いインから伸びたからびっくり。あの時計で走ったのは評価できる」と着実な良化を感じ取っている。