2014年01月17日(金) 12:00
◆この時期からまだまだクラシック候補が出てくるディープインパクト
昨年12月から今年にかけて、ディープインパクト産駒が新馬戦を続々と勝ち上がっている。先週の京都(牝馬限定のマイル戦)でも、チョコレートバインが絶望的な位置から力強く追い込み、勝利をものにした。
追い切りで坂路の1番時計を出していた馬だ。半兄にオリービン(アーリントンC2着、NHKマイル4着)がいる。母のシャンクシーは仏GIIを2勝し、仏1000ギニーで3着となった実績がある。
19歳時の高齢出産が懸念されていたが、なかなかどうして素質が高そうだ。ディープインパクトやステイゴールドは、高齢牝馬の萎えかけた血を蘇生させる力を持っている。
昨春の日本ダービーを勝ったキズナ、暮れの阪神JFを勝ったレッドリヴェール。ともに母が20歳時の出産だった。前者の父はディープインパクト、後者の父はステイゴールドである。どちらも繁殖成績に“終わりの赤信号”が点灯するなかで大物を出してきた。
チョコレートバインの将来性はわからないが・・・
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吉沢譲治
血統評論家。月刊誌、週刊誌の記者を経てフリーに。著書「競馬の血統学〜サラブレッドの進化と限界」で1998年JRA馬事文化賞を受賞。「最強の血統学」、「競馬の血統学2〜母のちから」、「サラブレッド血統事典」など著書多数。