ヴィルシーナとともに復活した内田博幸騎手/ヴィクトリアマイル

2014年05月19日(月) 18:00


◆より鮮明になったヴィクトリアマイルの特徴

 5歳ヴィルシーナ(父ディープインパクト)の2連覇が達成されたことにより、改めて東京1600mのGI「ヴィクトリアマイル」の特徴が一段と鮮明になった。  まだ9回の歴史しかないのに、ウオッカ(4歳時2着、5歳時1着)、ブエナビスタ(4歳時1着、5歳時2着)、ホエールキャプチャ(4歳時1着、5歳時2着)ヴィルシーナ(4歳時1着、5歳時1着)…。

 2年連続連対した馬がもう4頭も誕生した。ほかにアパパネ(4歳時1着、5歳時5着)、ドナウブルー(4歳時2着、5歳時5着)もいる。世代のエース格が出走してくると、まず崩れないのである。また、ここまでの連対馬18頭は、すべて「4歳馬と5歳馬」に限られる。

「1分32秒3-5」に集中する勝ちタイムが記録されたのは、なんともう6回目であり、ヴィルシーナの1分32秒3は昨年とほぼ同一の時計。ここ2年連続して1分32秒4で連続連対してきたホエールキャプチャは、残念ながら6歳の今年は4着にとどまった。しかし、ホエールキャプチャの走破タイムは、3年連続「1分32秒4」である。

 来年もまた、1分32秒4前後のタイムで、4歳馬と5歳馬の1-2着快走があるなどとは限らない。しかし・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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