2014年05月28日(水) 12:00
母エイシンベリンダは1勝馬だが、その半妹エイシンテンダーはチューリップ賞を勝ち、オークスでも4着となった。父カネヒキリはフジキセキの代表産駒の1頭で、抜群のダート適性を武器にジャパンCダート(2回)、フェブラリーS、東京大賞典などビッグレースを総なめにした。今年の2歳世代が初年度産駒。どんな配合パターンが成功するのか現時点で確かなことはいえないが、おそらくMr.Prospectorクロスはいいだろう。フジキセキにMr.Prospectorを入れるパターンは成功しており、カネヒキリはこれで誕生した。ダートホースだけにスピード面の課題は出てくるはずなので、スピードを強調した配合は悪いはずがない。本馬はこのパターン。母エイシンベリンダは「エルコンドルパサー×Time for a Change」というパワー型なのでダートのマイラーとなりそうだ。
天皇賞・秋(GI)を日本レコードで制したトーセンジョーダン(父ジャングルポケット)の全妹。母エヴリウィスパーはハイレベルな繁殖牝馬で、トーセンジョーダンのほかにトーセンホマレボシ(父ディープインパクト/12年京都新聞杯-GII)、アドマイヤキラメキ・・・
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栗山求
68年生まれ。血統専門誌『週刊競馬通信』の編集長を務めたあと97年からフリー。現在は血統関係を中心に雑誌・ネットで執筆活動を展開中。 関連サイト:栗山求の血統BLOG
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