ジャスタウェイが世界の豪脚を見せつけるか!! 安田記念(GI)

2014年06月02日(月) 18:01


 IFHA(国際競馬統括機関連盟)から発表される「ロンジンワールドベストレースホースランキング」で1位となっているジャスタウェイが世界を制した豪脚を見せつけるか。それに昨秋のマイル王トーセンラーや3歳マイル王ミッキーアイル、復調気配のカレンブラックヒルなどが挑む。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

 ジャスタウェイ(牡5、栗東・須貝尚介厩舎)は昨秋の天皇賞でジェンティルドンナなどの強力メンバー相手に完勝。その後、中山記念、ドバイデューティーフリーも圧勝し、一気に「世界一」の馬に上り詰めた。ここはこれまでに比べるとメンバーが落ちるし、ハーツクライ産駒が2連勝している今の東京の馬場を考えても優勝が期待されるところ。主戦の福永祐一騎手が騎乗停止で乗り替わりとなるが、2走前に横山典弘騎手に替わった時も圧勝しているように大きな問題は無さそうだ。

 トーセンラー(牡6、栗東・藤原英昭厩舎)は昨秋のマイル王。得意の京都から実績のない東京にコースが替わるのが課題だが、充実している今ならこなせても良さそう。前走に予定していた京王杯SCを挫石で回避した影響がなければ好走できそうだ。

 ミッキーアイル(牡3、栗東・音無秀孝厩舎)は前走のNHKマイルCを制して3歳のマイル王になった。その前走は初めてのコースで戸惑うところがあったし、コース2走目で更なるパフォーマンスが期待される。斤量差を生かして最強古馬に挑む。

 その他、前走で復活勝利を果たしたカレンブラックヒル(牡5、栗東・平田修厩舎)、堅実に重賞で上位争いに加わり続けるクラレント(牡5、栗東・橋口弘次郎厩舎)、状態さえ良ければ大きな差はないショウナンマイティ(牡6、栗東・梅田智之厩舎)、連勝は止まったが能力高いフィエロ(牡5、栗東・藤原英昭厩舎)、馬場が合いそうなエキストラエンド(牡5、栗東・角居勝彦厩舎)、ダノンシャーク(牡6、栗東・大久保龍志厩舎)も上位争いの圏内。発走は15時40分。

【データ分析/過去10年】

人気…1人気は[2-0-0-8]と不振で人気に応えていない。2人気は[3-1-0-6]、3人気は[1-2-1-6]とどちらも複勝率が40.0%とこちらの方が成績を残している。5人気が[0-2-3-5]複勝率50.0%と数値が高い。

前走コース…前哨戦である京王杯SCが行われる東京1400m組は[2-3-1-43]複勝率12.2%と低い。頭数が少ないものの阪神2000m組が[1-2-1-2]連対率50.0%、複勝率66.6%と高い。後は東京1600m[3-0-1-16]、阪神1600m[0-2-3-14]、京都1600m[0-1-2-11]と安田記念と同じ1600m組の複勝率が20%を超えている。

脚質…安田記念での4角先頭は[0-1-0-9]と低いが先週までの2回東京、500万下以上の条件で行われた芝1600mでの4角先頭馬の成績は[3-0-4-5]複勝率が58.3%と高く、1〜3番手につけていた馬の成績は[7-1-8-26]と複勝率は38.1%ある。先行馬有利の傾向もあり、前開催の傾向が続いているか前日、当日の馬場状態にも注意が必要。

◆ジャスタウェイ

・陣営コメント/須貝調教師

「前走(ドバイデューティフリー1着)は素晴らしい強さを見せてくれましたね。中間の調整がうまくいって、かなりいい状態でレースに臨めたと思います。その後は着地検疫を経て放牧でリフレッシュさせ、ここを目標に帰厩。1週前追い切りも・・・

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