知らぬは太だけ!?園田からつながる勝利の物語

2014年07月22日(火) 18:00

小牧太

太が最近初めて知ったという「うれしい偶然」、これまた最近、初めてヤラかしてしまったという「失態」について語ります

6月30日、「太論」出版を記念して開かれたサイン会&トークショーは、定員以上のファンが詰めかけ、大盛況のうちに終了。お越しいただいたファンのみなさん、本当にありがとうございました。今回はそのサイン会秘話と、小牧騎手が最近初めて知ったという「うれしい偶然」、これまた最近、初めてヤラかしてしまったという「失態」について語ります。

(取材・文/不破由妃子)


サイン会では30年ぶりに同級生と再会!

──6月30日のサイン会は大盛況でしたね。完全予約制のなか、最終的には定員以上のファンが集まって、立ち見も出ました。

小牧 たくさん集まってくれて、ありがたかったです。これまで、競馬場のなかでは(サイン会を)やったことがあったけど、書店とかで改まってやるのは初めてやったわ。

──中学校時代の同級生がいらしていたそうですね。

小牧 そうやねん。卒業以来やから、会ったのは約30年ぶりやね。

──同級生の方がこられるのはご存知だったんですか?

小牧 うん、知ってたよ。いつも幹事役をやってくれる友達がいて、今回もみんなにメールで連絡を回してくれてね。でも最初はわからんかったわ。やたらと目が合って、ニコニコしている女の人がいるから、「どっかで会ったことあるんかな…」って一生懸命考えてたんやけど、全然思い浮かばなくて。でも、気づいてみたら、昔と全然変わってなかった。30年以上経っても、変わらんもんやね。

──福山競馬のお知り合いも、わざわざ来てくださったそうですね。

小牧 そうそう。福山競馬の新聞を作っていた人でね。むっちゃ仲がいい人なんやけど、この前はご夫婦で来てくれて。僕には内緒っていうことで驚かせるつもりやったらしいんやけど、僕がほかの人から聞いて知っててん。でも、わざとビックリしてみせたんやけど(笑)。いつも競馬場に応援にきてくれるお馴染みのファンの子たちも来てくれて、ホンマにありがたかったですわ。

──さて、今年の新馬は、クールホタルビ、ドルメロと2勝。橋口厩舎にも続々と入厩していますね。

小牧 そうそう僕ね、今日初めて気づいたことがあって。クールホタルビのお母さん、プラセールっていう園田の馬やってん!

──小牧さん、今頃ですか…(苦笑)。ファンのみなさんも大半はご存知で、ちょうど「プラセールにはどんな印象がありますか?」という質問もきていますよ。

小牧 えっ!? 知らなかったのは僕だけ(笑)? あの馬・・・

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小牧太

1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。その後もローズキングダムとのコンビで朝日杯FSを制するなど、今や大舞台には欠かせないジョッキーとして活躍中。

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