2014年08月14日(木) 18:00
今年の春は、なんといってもハープスター。彼女の取材をよくさせていただきました。昨年から今年にかけて、いい意味で「変わらない」馬でしたね。2歳時も完成度は高かったけれど、3歳になってさらにパワーアップした感じ。変わったというより、パワーが上乗せされた感じでした。
何より、ハープスターという馬はとてもメンタルが強く、本当に感心させられます。動じないし、自分のしなければならないことをその都度しっかりこなす、というかんじで。ほんと、優等生です。そんなハープスターなら1頭でさみしがるということもないでしょうし、とにかく食欲が安定しています。遠征向き、ですよね。フランスでもあのお尻が食欲不振で小さくしぼむ、ということは考えにくい! 凱旋門賞、とても楽しみですね。わたし自身が遠征の取材に行けるかどうかは極めて微妙ですが。どうなるにせよ、どこかでしっかり見守りたいと思います。
桜花賞優勝時のハープスター
そして、ハープスターの僚馬であるサングレアルの頑張り屋さんぶりには心が打たれました。オークス直前の追い切りはかなり軽くする予定でした。前走から2回、東京への輸送が続くことを懸念しても配慮でした。が、しかし。サングレアルの気性的なものもあるのでしょうが、追い切り時計は超抜な時計になってしまい…。
秋競馬に向けて、どこまで体が戻っているのか。少々心配ですが、時間をかけてじっくり立て直してほしいですよね。オークスのあと、松田博師はかなり嬉しそうに「サングレアルは来年が楽しみ。長いところもいける」と話していました。ハープスターのほうは適距離についてはこの秋にはっきりするでしょう。でも、サングレアルについてはそのあたりの目星はついたかんじです。来年のジャパンカップで雄姿を見せてほしいなぁ。
春当時のサングレアル
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花岡貴子
デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。競馬予想は卒業したが、現在も栗東トレセンでニュースやコラム中心の取材を続けている。“ねぇさん”と呼ばれる世話焼きが高じ、AFPを取得しお金の相談も受ける毎日。公式ブログ「ねぇブロ」(http://ameblo.jp/takako-hanaoka/)
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