【キシュトーーク!特別企画】『松山弘平×恩師・斉藤正行 対談』[第3回]

2014年09月17日(水) 18:00

松山弘平

松山弘平騎手が少年時代に通っていた阪神競馬場の乗馬センターの恩師・斉藤正行さんとの対談 [第3回]。松山少年が憧れていた先輩の話や、斉藤さんから見た松山騎手の長所を語っていただきました。

(取材・文/大薮喬介)


憧れていた先輩に今でも感謝しています

斉藤 松山くんの言っている先輩というのは、吉澤くんのことだね。

松山 そうです。現在は、競馬学校の教官をなさっているんですよね。当時は吉澤さんもジョッキーを目指していて、すごく努力されていたのを覚えています。

斉藤 そうだったね。

松山 その姿を見ていたので、自分も頑張れたんだと思います。ただ、吉澤さんが競馬学校に受からなかったときは、すごくショックで…。僕もジョッキーになるのは無理なんじゃないかって、ずっと思っていました。だから合格したときは、正直驚きましたよ。それぐらい自信を持っていませんでしたから。

斉藤 松山くんは二度目の試験で受かったんだよね。よくあきらめなかったな。

松山 はい。『自分にはもうこれしかない!』と思っていましたから。だから、吉澤さんと同じ高校に行くことにしたんです。先生もご存じだと思うのですが、その高校は授業が午後からで、先輩が毎日午前中に乗馬センターに通っているのを見ていましたからね。それに乗馬センターを紹介してくれたのも吉澤さんだったんですよ。だから、僕は斉藤先生と同じくらい、吉澤さんにも感謝しているんです。

斉藤 その気持ちを持っていれば、この先も安心だね。君の合格を聞いたとき、本当によかったと思ったんだが、実はさっきの話にも出てきたように「無理なんじゃないか」とか「自信を持てない」と思ってしまう、その優しすぎる性格で大丈夫だろうか、と少しだけ思ってしまったんだ。

松山 そうだったんですか。

斉藤 でも・・・

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