2014年09月24日(水) 12:00
母ローザブランカは現役時代に芝1800mで3勝を挙げた中距離馬だった。セールスポイントはその良血で、半弟ローズキングダムはジャパンC(GI)と朝日杯フューチュリティS(GI)の覇者。2代母ローズバドはフィリーズレビュー(GII)とマーメイドS(GIII)を勝ったほか、GIでも2着を重ねた追い込みの名牝。本馬の父はキングカメハメハなので、ローズキングダムとは4分の3同血(父が同じで母同士が親子)の関係にある。母の父にパワー型のクロフネが入っているものの、俗に「薔薇一族」と呼ばれるこのファミリーには独特の柔らかさがあるので芝向きに出るはず。1600〜2000mあたりがベストだろう。
リアルヴィーナス(父ネオユニヴァース/13年ファンタジーS-GIII・5着)、クレスコモア(父マンハッタンカフェ/3勝)の4分の3弟。Danzig、Mr.Prospector、Damascus、Nijinskyを併せ持つハーツクライ産駒なので、ダービー馬ワンアンドオンリーと配合構成が似ている。DanzigとMr.Prospectorを併せ持つハーツクライ産駒には他に・・・
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栗山求
68年生まれ。血統専門誌『週刊競馬通信』の編集長を務めたあと97年からフリー。現在は血統関係を中心に雑誌・ネットで執筆活動を展開中。 関連サイト:栗山求の血統BLOG
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