この相手関係では負けられない!/神戸新聞杯

2014年09月24日(水) 18:00

■神戸新聞杯(G2・阪神芝2400m外)フルゲート18頭/登録21頭

【コース基本情報】阪神芝2400m外 Bコース使用

・コース回収率

 [標準] 単勝72%・複勝82% 1番人気馬の勝率の高さが目立つ

・馬連万馬券出現率
 [低め] 8.7%(平均値↓3.7% 馬連平均配当5089円)

・枠番別成績(16頭〜18頭立て)
 [1枠〜2枠] 勝率10.7% 連対率16.1% 複勝率25.0% 複回率 78% 枠番値+0.3
 [3枠〜4枠] 勝率 2.7% 連対率 9.8% 複勝率11.6% 複回率 85% 枠番値+0.2
 [5枠〜6枠] 勝率 6.4% 連対率12.8% 複勝率21.1% 複回率 97% 枠番値-0.7
 [7枠〜8枠] 勝率 4.1% 連対率 8.9% 複勝率13.7% 複回率 46% 枠番値+0.2
 ────────────────────────────────────
 [01番〜09番] 勝率 6.4% 連対率12.4% 複勝率17.9% 複回率 77% 枠番値+0.2
 [10番〜18番] 勝率 5.3% 連対率11.0% 複勝率17.1% 複回率 71% 枠番値-0.2
 →目立つのが内枠の高い勝率。1枠〜2枠はかなり有利と考えるべきか。

・脚質別傾向
 差し>先行>>逃げ≧追込 最速上がり馬の1着率高く瞬発力要求度が高い

・推定ラップ&タイム
 [瞬発] 36.8-75.6-33.8=2.26.2 完全な後傾で末脚のキレ勝負

 16頭立て以上の多頭数であっても、上がり最速〜2位馬の連対率63.2%。この数字が、阪神芝2400m外というコースの特徴を物語っている。これは逆にいえば、最速に近い上がりを繰り出さなければ連対できない──ということである。ここまで瞬発力特化型の流れとなりやすいコースも珍しい。

 正面スタンド前からの発走で、そこから外回りコースをぐるっと1週。スタート直後にホームストレッチのキツい坂を上らされるわけで、これが序盤のペースが速くなりづらい要因となっている。序盤〜中盤とゆったり流れるも、勝負所からは急加速。一気にギアを上げられる、緩急の大きいラップへの対応力が求められる。

 序盤からゆったり流れてポジション争いが激化しないため、外枠でもそれほど問題なし。とはいえ、コーナーを4つも回るコース形態であり、そこで距離ロスなく立ち回れる内枠のほうが有利であるのも、また間違いない。実際に、内枠である1枠〜2枠の勝率は非常に高く、人気馬がここに入った場合はかなり期待できそうだ。

 そういったコースであるため・・・

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小林誠

競馬業界よろず請負人。1974年三重県生まれ。これまで裏方的な仕事に数多く関わってきたが、さすがに限界を感じて、最近は表舞台への進出を画策中。ライターとして『サラブレ』『UMAJIN』などに寄稿するほか、須田鷹雄監修の『POGの達人』には編集デスクとして参加。2005年に前半3ハロンタイムに特化した予想メソッドを発表し、それを用いた予想をnetkeibaにて公開している。コーヒー党、無類の猫好き。

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