スプリンターズS、凱旋門賞で勝敗を分けた共通点/トレセン発秘話

2014年10月09日(木) 18:00


◆レースの“勝ち方”を知っていた陣営

「GIを勝つ時は、すべてうまくいくもの。最後は運なのかもしれない」

 これは関係者から、しばしば耳にする言葉。先週のスプリンターズS=スノードラゴンの優勝も、そんな印象が強い。勝ち時計は1分08秒8。同舞台で行われた前週の準オープン・セプテンバーS(1分08秒2)終了時、この数字での決着をイメージしたのは、恐らく少数だったと思われるからだ。

 明暗を分けた偶発事項は、いくつかあった。

 予報以上の量だった金曜(3日)の降雨が、使い込んだ芝に、さらにダメージを与えたこと。ダッシャーゴーゴーが気合をつけてハナを奪ったことで前半からレースが動いた(前半3ハロン33秒7)こと。

 それでも…。冷静に考えれば、これらは、ささいな要因であることに気づかされる。

 当然ながら競馬は馬ありきだ。馬場悪化をいとわない馬力、多少の距離ロスでも鈍らない末脚。突き詰めれば・・・

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東京スポーツ

2010年に創刊50周年を迎えた夕刊紙。競馬確定面「競馬トウスポ」(大阪スポーツは「競馬大スポ」、中京スポーツは「競馬中京スポ」)は便利な抜き取り16ページで、中身は東スポグループだからこその超充実ぶり。開催3場の全36レース(2場開催の場合は全24レース)の馬柱を完全掲載しています。

関東・舘林勲、大阪・松浪大樹の本紙予想のほか、記者による好評コラム(「一撃・山河浩、馬匠・渡辺薫など)、そして井崎脩五郎、爆笑問題の田中裕二、IK血統研など超豪華執筆陣の記事も読みごたえたっぷり。馬券作戦に役立つ情報が満載です。

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