秋華賞ではローズS大敗組をどう扱う?

2014年10月17日(金) 18:00


◆「アリ」のラインを例年よりやや甘く

 かつてブラックエンブレムの大波乱などもあったものの、近年の秋華賞は基本的には堅い重賞。エリザベス女王杯時代からの「牝馬三冠目は荒れる」というイメージは捨てたほうがよい。

 ローズS好走馬がそのまま好走しやすいことがその原因だが、この点において今年は多少特殊な事情にある。ローズSの2,3着馬が当時人気薄であったことと、人気になっていたレッドリヴェールが大敗したことだ。  そもそも今年はハープスターが海外遠征を選び、貴重な春クラシック3着馬であるバウンスシャッセがここ2走大敗している。そこを勘案すると、「アリ」とする馬のラインを例年よりはやや甘く設定してもいいかもしれない。

 ただ・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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