アンビシャスにかける音無師の並々ならぬ熱意/吉田竜作マル秘週報

2015年01月14日(水) 18:00


◆音無師は「うまくいけば3月1日以降にはずっと乗れるようになるから」とルメールへオファー

 マスコミ業界には「年末進行」という言葉があり、年末年始は新聞、雑誌などの発行、発刊が変則的になる。

 マスコミ各社とて、いち民間企業。ぶっちゃければ、正月休みを取るために前倒しで仕事を終わらせ、休めるところは休もうとするからこその「年末進行」でもある。例えば「正月特番」と銘打ったテレビ番組の大半が年内に収録されたものなのはご存じの通りだ。

 年末年始のニュースは掘り下げたものが出にくいのも「年末進行」の影響と無縁ではなく、競馬についても同じことが言える。もはや「国民的行事」となった有馬記念はさておき、重賞に昇格したホープフルSのレベルは? また出世レースのエリカ賞は? このあたりのニュースでも露出が少なくなってしまった。

 ということで今回は昨年暮れの阪神開催最終日(28日)にひっそり? 行われた千両賞(2歳500万下、芝外1600メートル)の勝ち馬アンビシャスに改めてスポットを当ててみたい。

 さかのぼれば2歳王者を決する朝日杯FSに登録したこのアンビシャス。1勝馬の枠がないのは1週前の登録の段階でハッキリしていた。普通ならあっさりと諦めるものだが、当時の音無調教師は明らかに違った。

「何かやめた馬はいないのか? 切れ味では・・・

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2010年に創刊50周年を迎えた夕刊紙。競馬確定面「競馬トウスポ」(大阪スポーツは「競馬大スポ」、中京スポーツは「競馬中京スポ」)は便利な抜き取り16ページで、中身は東スポグループだからこその超充実ぶり。開催3場の全36レース(2場開催の場合は全24レース)の馬柱を完全掲載しています。

関東・舘林勲、大阪・松浪大樹の本紙予想のほか、記者による好評コラム(「一撃・山河浩、馬匠・渡辺薫など)、そして競馬評論家・井崎脩五郎、爆笑問題の田中裕二、IK血統研など超豪華執筆陣の記事も読みごたえたっぷり。馬券作戦に役立つ情報が満載です。

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