2015年04月07日(火) 18:01
▲2010年からコーチと共に進めているメソッド、その内容とは
今振り返ってみれば、2011年に全国リーディングを獲ったといっても、技術的な面ではまだ基礎を学んでいる段階。10段階のプログラムだとすれば、ようやく5段階目に到達したころだったと思う。もちろん、その時々でベストは尽くしていたし、ルーラーシップ、レーヴディソール、ジョワドヴィーヴルなどと出会うなかで、自分の変化は感じていた。
今、取り組んでいるメソッドについては、これまでにも折に触れ書いてきたが、今一度、自分がこのメソッドを通して何を目指し、どういうことに取り組んでいるのか、ここに記しておきたいと思う。
まったく興味のない人には、正直、退屈な話かもしれない。だが、ジョッキーがレース中に何を考え、どんな動きをしているのか、その動きを会得するために、どんなことに取り組んでいるのか、そういうことも知ってほしいと思うし、知った上で競馬を観たら、また違った視点で競馬を楽しんでもらえると思うから。
何より、そういうことを伝えられるのはジョッキーしかいない。もちろんこれは自分だけの話ではなく、その方法や目指すところは違うかもしれないが、みなそれぞれのやり方で技術向上に取り組んでいるのは言うまでもない。
以前にも書いたが、このメソッドのスタートは、スキーのジャンプ競技で飛び出すときのような動きだった。最初は“なぜこの動き?”と思ったが、段階を経てわかったのは、馬のトモ(後肢)から・・・
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2013年にJRA賞最多勝利騎手に輝き、日本競馬界を牽引する福永祐一。まだまだ戦の途中ではあるが、有言実行を体現してきた彼には語り継ぐべきことがある。ジョッキー目線のレース回顧『ユーイチの眼』や『今月の喜怒哀楽』『ユーザー質問』など、盛りだくさんの内容をお届け。
福永祐一
1976年12月9日、滋賀県生まれ。1996年に北橋修二厩舎からデビュー。初日に2連勝を飾り、JRA賞最多勝利新人騎手に輝く。1999年、プリモディーネの桜花賞でGI初勝利。2005年、シーザリオで日米オークス優勝。2013年、JRA賞最多勝利騎手、最多賞金獲得騎手、初代MVJを獲得。2014年のドバイDFをジャスタウェイで優勝。
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