桜花賞大敗組は買える?

2015年05月19日(火) 12:00


高い配当をつかむためには前走で馬券に絡まなかった馬の巻き返しを見つけたい

 今年の桜花賞は前代未聞のスローペースだったが、それでも勝ちは勝ち、負けは負け。桜花賞そのものの結果は動かしようがない。問題はオークスにおける桜花賞組の扱いである。桜花賞で大敗してしまった馬の巻き返しはあるのか? ということだ。

 過去10年のオークスを見ると、前走好走馬がそのまま馬券に絡む傾向が強い。前走1〜3着馬が8勝・2着7回・3着8回で、2走連続で馬券に絡んだ馬の比率が非常に高いことが分かる。実は前走4着以下を見ても前走4着馬が[1-1-1-8]で、5着馬は[0-0-0-10]。6着以下馬は[2-1-1-54]で、大敗馬の巻き返しはかなり厳しいことが分かる。

 ただ、少しでも高い配当をつかむためには、前走で馬券に絡まなかった馬の巻き返しを事前に見つけたいところ。なにか基準はないだろうか。

 まず、前走は・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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