最近は馬優先主義に!? 『川須栄彦ジョッキー』第3回

2015年06月17日(水) 18:00

心境の変化があった川須ジョッキー。最近は馬優先主義に!?

心境の変化があった川須ジョッキー。レースに対する考え方も変わってきて、最近は馬優先主義に!? そして、ジョッキーになるきっかけを話してくれました!

(取材・文/大薮喬介)


やっぱり競走馬は生き物なんだなって、感じることが増えました

――競馬に対しての考え方が変わってきているようですが、他に心境の変化はありますか?

川須 最近は、馬がどんなことを思っているのかを考えるようになりましたね。結構、「馬の気持ちを優先して」というジョッキーが多いじゃないですか。でも、以前の僕はそれをあまり重要視していなかったんです。極端に言うと、乗り物…。その乗り物に自分が乗るというイメージが強かったですね。

――それは大きな変化ですね。

川須 ええ。今さらなんですけど、ああ、やっぱり競走馬は生き物なんだなって、感じることが増えました。その時の気持ちによって走ったり、走らなかったりしますし、実際、その些細な気持ちの変化に気づいて上手くいくこともあります。ただ、それだけで勝てないのが競馬なんですよね。だから、自分の意思を伝えて、あえて動かしていくこともあります。今の競馬は勝負圏内にいないと勝てませんから。そう考えると、他のジョッキーよりも、まだ馬の気持ちを優先する度合いは高くないのかもしれませんね。自分の意思が強すぎてもダメだし、馬の気持ちを優先しすぎてもダメだし…。今はそこを模索中です。

――そういえば川須ジョッキーは、馬が好きで競馬の騎手になったわけじゃないですもんね。

川須 そうなんですよ。小さい頃から・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

ジョッキーズ

元祖「キシュトーーク」のレギュラー陣、国分恭介、国分優作、松山弘平、川須栄彦、高倉稜を中心に、栗東・美浦・地方からも幅広く、これからの競馬界を担うU25の若手ジョッキーたちが登場します!

関連情報

新着コラム

コラムを探す