ダート王の血、そして育成経験が生きるタルマエ半弟ホッコーフウガ/吉田竜作マル秘週報

2015年08月19日(水) 18:00


石橋助手「馬っぷりなんかは同じ時期のタルマエと比べて、こちらの方がいいくらい」

 いわゆる「クラシックロード」を中心に若駒を追う当コラムは、ダート路線を歩む馬を取り上げる機会に恵まれないのだが、改めてダートで頂点を極めようとする馬たちの足跡を追うと、実にバラエティーに富んだ成長過程を踏んでいる。

 芝路線と比べてしまえば、番組体系が貧相なダート路線は出走レースの幅が狭く、選択肢も少ない。これが厩舎サイドにいい意味での“開き直り”を与え、それによってできた時間的な余裕が、ダート馬たちの個性あふれる成長パターンとなって表れているのだろう。

 現在、ダート界で頂点に君臨する馬といえばホッコータルマエ。交流GIのタイトルはあらかた片付け、昨年はついにJRAのチャンピオンズCも制覇。押しも押されもせぬ存在となった。しかし、この絶対王者もデビューのころは大きな期待をかけられていたわけではない。

 ある意味“伝説”となっているのが・・・

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2010年に創刊50周年を迎えた夕刊紙。競馬確定面「競馬トウスポ」(大阪スポーツは「競馬大スポ」、中京スポーツは「競馬中京スポ」)は便利な抜き取り16ページで、中身は東スポグループだからこその超充実ぶり。開催3場の全36レース(2場開催の場合は全24レース)の馬柱を完全掲載しています。

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