前走GI組が出す穴

2015年10月06日(火) 12:00


毎日王冠、京都大賞典の両レースは“荒れるときは荒れる”

 今週は、だいぶ雑な話ではあるが、毎日王冠と京都大賞典をいっしょくたに考えてみようと思う。この両レースは同一週に行われるというだけでなく、全馬均等買い時の回収率(過去10年、以下同様)が毎日王冠は単複とも97%、京都大賞典は単193%・複108%と高い水準にあることも共通している。それだけ荒れるときは荒れる、というレースなのである。

 この2レースに出走する馬をグループ分けするとき、まず思いつくのは休み明け組とそうでない組だ。夏を休養にあてた一流馬と、夏競馬も走っていた馬の2グループである。

 当然・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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