角川厩舎が圧巻のワンツー/エーデルワイス賞

2015年10月16日(金) 18:00

(撮影:田中 哲実)


道営の上位3頭は紙一重の実力差

 ここまで重賞2勝ずつと星を分け、しかも直接対決では1勝1敗だった2頭、タイニーダンサーとモダンウーマンの強さがやはり際立っていたというレースだった。

 逃げたモダンウーマンが直線でも単独先頭だったが、中団の内からラチ沿いを通って位置取りを上げてきたタイニーダンサーが直線で外に切替えると、モダンウーマンをとらえ突き放しての完勝。JRAのディーズプラネットが3着で、4着にはマックスガーデン。この道営勢上位3頭は、着順こそ違うものの9月3日のリリーCでも3着までを独占。そのレースぶりからこの3頭は同世代の牝馬では相当にレベルが高いと思っていたが、モダンウーマンとマックスガーデンが抜けた9月22日のフローラルCではそのとおり、タイニーダンサーの大差圧勝となっていた。今回のエーデルワイス賞では、その3強の実力の高さをあらためて確認することとなった。

 今シーズンの門別は同じ馬場状態でも日によってタイムが1秒以上違うこともあり、単純なタイム比較はなかなか難しいのだが・・・

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斎藤修

1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。

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