2015年11月17日(火) 18:01
▲今週は菊花賞回顧をお届けします(※写真は落馬前の取材で撮影したものです)
少々時間が経ってしまったが、今週は菊花賞の回顧を。レース当週のコラムに書いた通り、リアルスティールと共に“1着”だけを目指してレースに挑んだが、内から伸びたキタサンブラックをクビ差捕え切れずに2着。ジョッキーとしてこの結果は、ただただ無念の一語に尽きる。
馬はパドックからとても落ち着いていたし、何より非常にコンディションが良かった。返し馬も、他馬の影響を受けないよう最後出しを選択。馬場に入ったところで少し嫌がる素振りを見せ、後退するなどの動きを見せたが、逆にそれでフッとハミが抜け、理想的な返し馬ができた。
「これなら、道中もどこかでハミを外していけるかもしれない」。いいイメージを持ってゲートに向かうことができたのだが──、やはり3000mのスローペースはそう甘くはなかった。
ゲートのなかでは多少ガタガタしたものの、いつも通りの好スタート。最初のコーナーでも理想的なポジションを取ることができた。多少行きたがってはいたものの、自分のなかでは許容範囲。ハミに向かっていってはいたが、脚が溜まっている感触はあった。「このまま最後までいってくれれば…」、そう願いながら、向正面へ。・・・
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2013年にJRA賞最多勝利騎手に輝き、日本競馬界を牽引する福永祐一。まだまだ戦の途中ではあるが、有言実行を体現してきた彼には語り継ぐべきことがある。ジョッキー目線のレース回顧『ユーイチの眼』や『今月の喜怒哀楽』『ユーザー質問』など、盛りだくさんの内容をお届け。
福永祐一
1976年12月9日、滋賀県生まれ。1996年に北橋修二厩舎からデビュー。初日に2連勝を飾り、JRA賞最多勝利新人騎手に輝く。1999年、プリモディーネの桜花賞でGI初勝利。2005年、シーザリオで日米オークス優勝。2013年、JRA賞最多勝利騎手、最多賞金獲得騎手、初代MVJを獲得。2014年のドバイDFをジャスタウェイで優勝。
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