2016年05月20日(金) 12:00
7歳馬の勝利は初めてということですが私自身、何が凄いことかと思うかというと、7歳という年齢において体はもちろんのこと、気持ちを走る方向へと持続させることができている点に凄さを感じます。特に牝馬は年齢を重ねると突然走らなくなることが多く、担当する厩務員さんの表情も険しくなっていきます。母性がでてくるのか?それとも飽きてしまうのか?いろいろと試行錯誤はするものの、なかなかうまくいかないもの。
そんな中3つ目のタイトルを得、しかもマイルとオトコ馬に混じってのスプリントを制しているわけですから、本当に凄いの一言。戸崎騎手も、「頭が下がります」とレース後に話されていましたが、本当に凄いことだと思いますし、陣営の手腕を感じます。
一方、敗れはしましたがミッキークイーンも最後のびており、力のあるところを見せる内容。ただその一方で、勝負所でモタモタとする点がまたしても見られる結果に。あの点が今後の課題点にも思えましたが、いずれにしてもストレイトガールの強さが際立つものでした。
さて今週はオークスとなります。
桜花賞1番人気馬はNHKマイルCに、1着馬は回避、となると中心はシンハライトでしょう。この2戦はゲートや折り合い面も上手になっていますし、デビューからコンビを組んでいる池添騎手が自信を持っています。
桜花賞に関しては、逃げると思っていたメジャーエンブレムが逃げない形となり、思いのほか早めに抜け出し目標となってしまったところも。とは言え、自分でレースを作ってのものですし、内容は立派。馬&騎手共に信頼できるものだと感じます。ただ1点、今回が初の輸送競馬。その点に対して担当の荻野助手は、「輸送そのものは、これまで全く心配がないので大丈夫だと思う。競馬場についてからも落ち着いているから」と。となると1泊がどうか?ですが、そのあたりを測れるのが当日の体重でしょう。「前走から-2キロぐらいで収まれば理想ですね。それでも420キロ台ならば。それを切ると厳しいかも…」と。是非とも当日の参考にしてください。
相手には穴狙いでキンショーユキヒメをと考えていたのですが、まさかの除外…。よってもう少し考えます。
それでは皆さん、当日は競馬場でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。
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細江純子
愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。
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