2016年05月24日(火) 18:01
▲自身17回目の挑戦となるダービー、レインボーラインで挑む手応えとは
サトノダイヤモンド、リオンディーズ、マカヒキ ──今年の3歳牡馬路線はこの3強だと思っていたが、皐月賞は少々意外な結末となった。
勝ったのはディーマジェスティ。共同通信杯の勝ち馬であり、もちろん能力が高いことはわかっていたが、それまでのレースぶりや体つきなどから、春の時点では完成度で劣ると思っていた。それがあの勝ちっぷり。確かに展開が向いたこともあるが、周りが思っていた以上に強い馬だったということだろう。
かくして4強の構図で迎えるダービー。自分はNHKマイルC3着のレインボーラインで挑む。
▲前走NHKマイルCは12番人気で3着、縁のある血統だけに思いもひとしお(写真はアーリントンC優勝時)
NHKマイルCでは12番人気の低評価だったが、依頼を受けた時点では、十分に勝ち負けできると思っていた。が、その後にメジャーエンブレムとロードクエストが参戦を表明。一気にハードルが高くなったわけで、結果はご存じの通り。外枠から積極的にポジションを取りにいき、自分としてはベストな騎乗ができたつもりだが、あの2頭はやはり強かった。・・・
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2013年にJRA賞最多勝利騎手に輝き、日本競馬界を牽引する福永祐一。まだまだ戦の途中ではあるが、有言実行を体現してきた彼には語り継ぐべきことがある。ジョッキー目線のレース回顧『ユーイチの眼』や『今月の喜怒哀楽』『ユーザー質問』など、盛りだくさんの内容をお届け。
福永祐一
1976年12月9日、滋賀県生まれ。1996年に北橋修二厩舎からデビュー。初日に2連勝を飾り、JRA賞最多勝利新人騎手に輝く。1999年、プリモディーネの桜花賞でGI初勝利。2005年、シーザリオで日米オークス優勝。2013年、JRA賞最多勝利騎手、最多賞金獲得騎手、初代MVJを獲得。2014年のドバイDFをジャスタウェイで優勝。
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