2016年07月26日(火) 18:01
▲今週は、ゼーヴィントが勝利したラジオNIKKEI賞のレース回顧(撮影:下野雄規)
Q. ラジオNIKKEI賞でのアーバンキッドですが、大方の予想では前に付けると思われていました。私の考えでは、内の馬が並んで前へと行ったので後方を選んだのだと思いましたが、実際はどうだったのでしょうか? アーバンキッドは末脚を生かすほうがいいタイプなのでしょうか?
A. アーバンキッドに騎乗することが決まり、まずは過去のレースを見返してみた。そこで得た印象は、前進気勢が強く、出していくと掛かる可能性がありそうな馬だということ。多少掛かったところで終いも伸びてくる馬もいるが、アーバンキッドに関しては、道中掛かったぶんだけ終いが少し甘くなる馬、という印象を持った。
いっぽうで、内枠から出たなりで我慢させた毎日杯(2枠2番から内々5番手)では、瞬発力を生かす形で2着。スローペースの重賞でああいう競馬ができるということは、先行策だけにこだわる必要はないなとも思っていた。・・・
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2013年にJRA賞最多勝利騎手に輝き、日本競馬界を牽引する福永祐一。まだまだ戦の途中ではあるが、有言実行を体現してきた彼には語り継ぐべきことがある。ジョッキー目線のレース回顧『ユーイチの眼』や『今月の喜怒哀楽』『ユーザー質問』など、盛りだくさんの内容をお届け。
福永祐一
1976年12月9日、滋賀県生まれ。1996年に北橋修二厩舎からデビュー。初日に2連勝を飾り、JRA賞最多勝利新人騎手に輝く。1999年、プリモディーネの桜花賞でGI初勝利。2005年、シーザリオで日米オークス優勝。2013年、JRA賞最多勝利騎手、最多賞金獲得騎手、初代MVJを獲得。2014年のドバイDFをジャスタウェイで優勝。
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