2016年10月11日(火) 12:00
オークス馬ということはもちろん、ローズS1番人気1着馬が居なくなるということの影響は果てしなく大きい。ここで問題となるのが、同馬がいなくなることによって、ローズSの2着以下馬にチャンスが生ずるのか、それとも別路線組が得をするのかということである。
紫苑Sの位置付けが変わっているいま、過去のデータが参考になるかは分からないが、過去の事例を振り返ってみよう。
ローズS1着馬が秋華賞本番に不在というのは、過去に1回あるのみ。01年で、ダイヤモンドビコーが回避した。
ローズS2着のローズバドが本番も2着したが、勝ったのはオークスからぶっつけのテイエムオーシャン。ローズS組は3〜8着馬がすべて揃っていたが、ローズバド以外ではサクセスストレインの4着が最高。3着はオークス→紫苑Sのレディパステルだった。
ローズS1番人気馬の秋華賞不在は・・・
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須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。
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