8歳にして“まだまだやれる”アッパレな馬!

2016年10月25日(火) 18:00

小牧太

最後には安藤勝己元騎手とのちょっと微笑ましいエピソードも!

今回お届けするのは、毎日王冠(クラレント)、京都大賞典(ヒットザターゲット)、六社特別(ビップライブリー)のレース回顧。思うようにいかなかった点もあれば、思った以上に上手くいった点もあり、改めて競馬、そして競走馬の難しさを実感させられます。そして、最後には安藤勝己元騎手とのちょっと微笑ましいエピソードも!

(取材・文/不破由妃子)


ヒットザターゲットは、まだ十分やれそうやね!

──今回は、10月のレース回顧を。まずはクラレントの毎日王冠ですが、好位追走からもうひとつ伸び切れませんでしたね(10着)。

小牧 ん〜、あれはもうしょうがないね。僕はハナに行く気満々で、肩ムチを入れて出して行ったんやけど…なんせ馬が全然行こうとせん。豊くんの馬(ディサイファ6着)のほうが全然速かったね。最初だけじゃなく、道中の反応も今ひとつやったし。

──反応の悪さというのは、毎日王冠で改めて感じたことですか?

小牧 いや、安田記念のときも行かなかったでしょう。気持ちの問題なのか、年齢的なものなのか…。気持ちひとつでもっと走れそうな感じはするんやけどね。

──早いもので、クラレントももう7歳ですからね。その点、8歳のヒットザターゲットはまだまだ元気。京都大賞典は、勝ったキタサンブラックからわずかにコンマ4秒差でしたね。

小牧 うん。もう少し前が流れていたら、おそらく(上位に)きてたね。それにしても・・・

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小牧太

1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。その後もローズキングダムとのコンビで朝日杯FSを制するなど、今や大舞台には欠かせないジョッキーとして活躍中。

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