2016年11月08日(火) 18:01
▲「若手ジョッキーに多い捨て身覚悟のマクリをどう思いますか?」という質問に福永騎手が回答
Q. 向正面から一気にマクりかけるレースがよくあります。勝負になると踏んでマクるのはありだと思いますが、若手ジョッキーに多い捨て身覚悟のマクリはレースが崩れるのでとても不快に感じます。福永さんは、こういった騎乗をどう思いますか?
A. かつての函館や札幌はタイトで厳しい競馬が多かったが、確かに最近は、若手を中心にマクるジョッキーが多くなり、レースが途中で動くケースが増えた。今年の函館など、2回に1回はそういった競馬になっていた印象だ。
ただ、他者のそういった動きを見越してレースプランを立てるのもジョッキーの仕事。だから、少なくとも自分は不快に感じたりはしない。もちろん、マクッた馬が下がってきて邪魔になることもあるが、一方で、・・・
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2013年にJRA賞最多勝利騎手に輝き、日本競馬界を牽引する福永祐一。まだまだ戦の途中ではあるが、有言実行を体現してきた彼には語り継ぐべきことがある。ジョッキー目線のレース回顧『ユーイチの眼』や『今月の喜怒哀楽』『ユーザー質問』など、盛りだくさんの内容をお届け。
福永祐一
1976年12月9日、滋賀県生まれ。1996年に北橋修二厩舎からデビュー。初日に2連勝を飾り、JRA賞最多勝利新人騎手に輝く。1999年、プリモディーネの桜花賞でGI初勝利。2005年、シーザリオで日米オークス優勝。2013年、JRA賞最多勝利騎手、最多賞金獲得騎手、初代MVJを獲得。2014年のドバイDFをジャスタウェイで優勝。
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