出遅れて新たな能力を見せたケイティブレイブ/帝王賞・大井

2017年06月29日(木) 18:00

撮影:高橋正和


福永騎手や目野調教師も驚くほどの切れ味を発揮

 これといった逃げ馬がいないメンバーで、逃げたのは川崎記念と同様にオールブラッシュだったが、レースを演出したのはクリソライトだった。平安Sでは最後方追走からの直線一気(2着)という奇策に出たが、今回はいつものクリソライトだった。逃げ馬を2番手から突いて息を入れさせず、緩みのないペースに持ち込む。これが大井2000mという舞台でのクリソライトの役目。今回は鞍上が大井をよく知る戸崎圭太騎手だったからこそ、その役目がきっちり果たせたのかもしれない。

 2015年の帝王賞では、・・・

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斎藤修

1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。

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