秘める能力が最大限に引き出されるはず/七夕賞

2017年07月08日(土) 18:00


◆マルターズアポジーのペースがもっとも有利になるだろう

 ここまで20戦、だれが乗っても一度もハナを譲ったことのないマルターズアポジーが武士沢騎手で行く。昨秋の福島記念は「61秒0-59秒8」=2分00秒8(上がり35秒9)。スローの逃げ切り。今年2月の小倉大賞典は「57秒6-48秒2」=1分45秒8(上がり36秒5)という、ハイペースでの逃げ切り。

 どんなペースでも行けるが、今回は57.5のハンデ頭。高速上がりでフィニッシュするタイプではないから、妙なスローにはせず、後続にも楽はさせないような前半1000m通過「59秒0〜5」くらいの平均ペースか。スローでは最後に切れ負けする危険大である。

 マルターズアポジーがスローではない流れを作るとき、もっとも有利になるのは同馬をみながら、2〜3番手を追走する形になると思える・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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