函館2歳Sの好走条件

2017年07月21日(金) 18:00


◆タイムを上げる余地があるかどうかは個体差がある

 函館2歳Sは買うべき馬の条件というか、「より好ましい条件」がはっきりしているレース。未勝利組よりは新馬組のほうがよいし、1000m組よりは1200m組のほうがよい。転戦組はなかなか勝つところまでいかず、函館新馬組が優勢。また、逃げ切って勝った馬よりは2番手以降からの競馬で勝った馬のほうが好ましい。さらに関東馬よりは関西馬、着差をつけていない馬よりはつけてきた馬、といった条件もある。今年はすべてを満たす馬がいないのでどれかを妥協しなくてはならないが、より多く満たすほうがベターではある。

 人気はどうしても勝ち時計をベースに形成されるが、初戦から2戦目に向けてタイムを上げる余地があるかどうかは馬によって個体差がある。人気に反映されていたら、それ自体は馬券上のプラス要素とはならない。

 1分9秒台を持っている・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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