【勝ち星同期トップ】武藤雅騎手(3)『自分はジョッキーになるべくして生まれてきたのかな』

2017年08月23日(水) 18:00

キシュトーーク

武藤雅騎手が技術を学んだ乗馬クラブで得たものとは?

前回のコラムで「父の厩舎で早く勝ちたい」と宣言していた武藤騎手。先週末の19日(土)、有言実行でやってくれました! 武藤厩舎の管理馬ノーブルバルカンで新潟の新馬戦を勝利。11番人気での快勝でした。今週はそんな武藤騎手のデビュー前の話に遡ります。全日本高等学校馬術選手権大会・準優勝という経歴を持つ武藤騎手。乗馬の技術を身につけたのは、小牧太騎手の長男・加矢太さんも所属してる乗馬クラブ。厳しいと評判のクラブで得たものとは?

(取材・文/森カオル)


高校に行った1年は、技術的にも人間的にも成長できた大事な時間

──デビュー前のお話をうかがっていきたいんですが、中学1年生のときに乗馬を始められたそうですね。

武藤 はい。それまではずっとサッカー選手になりたくて、本当にサッカーに夢中だったので、ジョッキーになりたいという気持ちは全然なかったんです。自分でやってみたいと思って乗馬を始めたんですが、それでも最初はジョッキーになりたいという気持ちはあまりなくて。

──それが何かをきっかけに変わっていったと。

武藤 きっかけは、父の仕事についていくようになったことですね。サッカーをやっていた頃は、父の仕事をまったく見ていなかったので。乗馬を始めてから、トレセンや競馬場に連れて行ってもらうようになって、初めて競馬がどういうものかを知りました。そうやっていろいろ知っていくうちに、馬に乗ることの楽しさも徐々にわかってきて。

──厳しいと評判の北総乗馬クラブのご出身ですよね。

武藤 はい。父を通じて、競馬学校の教官が紹介してくださったんですが、それはもう厳しかったです(苦笑)・・・

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