2017年10月09日(月) 12:01
▲今回が三浦騎手の最終回、「復帰して改めて見えてきた課題」とは?
復帰して2か月が経とうとしている三浦騎手。その間にJRA通算600勝を達成し、勝ち星は早くも二桁。騎手としての体と勝負師の感覚を、早くも取り戻しているようです。しかし、三浦騎手自身は「復帰して改めて見えてきた課題がある」と言います。それは…、三浦騎手らしさとも言える“ギラギラ感”。最終回の今回は、三浦騎手が“今”思っている胸の内を赤裸々に明かします。(取材:赤見千尋)
(前回のつづき)
赤見 「復帰して改めて課題が見えてきた」とのことですが、それは具体的にどんな部分ですか?
三浦 すごく冷静に騎乗できてはいるんですが、逆にちょっと冷静すぎるというか。なんていうのかな…、ギラギラした感じがまだちょっと足りないかなって思うところがあって。冷静に乗れてよかったなと思うレースがある一方で、もう少し攻めてもよかったんじゃないかとか、毎週毎週、いろんな反省点があります。
赤見 確かに“ギラギラ感”は、ひとつの皇成騎手らしさでもありますからね。
三浦 そうですよね。だから、そのあたりはもう少し強めていかなくては…とも思うんですが、まぁそこはバランスを取りながら。
赤見 フォームや追い方など、騎乗に関してはどうですか?
三浦 外から競馬を見ていろいろ勉強するなかで、「やっぱり自分はこういう乗り方をしたい」というイメージが明確になって、以前よりベースとなる意識は高く持てている実感はありますが、それでも実際に乗っている感覚と、レース後に確認する映像のなかの自分には、まだすごくギャップがあります。だから今は、レースでも調教でも1鞍1鞍乗り方を変えたりして、少しでもイメージに近づけるように模索中です。
赤見 ちょっと意地悪な質問かもしれませんが、馬に乗ることに対する“怖さ”はありませんか?・・・
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東奈緒美・赤見千尋
東奈緒美 1983年1月2日生まれ、三重県出身。タレントとして関西圏を中心にテレビやCMで活躍中。グリーンチャンネル「トレセンリポート」のレギュラーリポーターを務めたことで、競馬に興味を抱き、また多くの競馬関係者との交流を深めている。 赤見千尋 1978年2月2日生まれ、群馬県出身。98年10月に公営高崎競馬の騎手としてデビュー。以来、高崎競馬廃止の05年1月まで騎乗を続けた。通算成績は2033戦91勝。引退後は、グリーンチャンネル「トレセンTIME」の美浦リポーターを担当したほか、KBS京都「競馬展望プラス」MC、秋田書店「プレイコミック」で連載した「優駿の門・ASUMI」の原作を手掛けるなど幅広く活躍。
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