2017年12月13日(水) 12:00
●アロングショット(牡 美浦・手塚貴久 父キンシャサノキセキ、母トップオブドーラ) ユニコーンS(GIII)とマーチS(GIII)で3着となったアルタイル(父カネヒキリ)の半弟。本馬の父キンシャサノキセキとアルタイルの父カネヒキリはいずれもフジキセキの息子なので、厳密にいえば両者は4分の3兄弟の関係となる。母トップオブドーラはアメリカ生まれの外国産馬で、現役時代にダ1000mばかり3勝を挙げた。アルタイルの父カネヒキリはこれまで平地で挙げた全108勝がすべてダートでのもの、という極端な偏りを見せるダート種牡馬。一方のキンシャサノキセキは、カネヒキリほどではないとはいえ、芝とダートを連対率ベースで比べてみると、13.9%対19.1%でダートのほうが優れている。おそらく本馬もダート向きの競走馬になるだろう。距離は1200〜1400mがベストで、ブルミラコロのイメージだ。
●キンショーヘニー(牡 栗東・中村均 父ヘニーヒューズ、母ビーチフラッグ) 母ビーチフラッグは、バイオレットS(OP・ダ1400m)、マーガレットS(OP・芝1400m)を勝ったほか、グランシャリオC(GIII・ダ1600m)、かきつばた記念(GIII・ダ1400m)で2着となっている。繁殖牝馬としてもコンスタントに活躍馬を出しており、これまでに送り出した10頭の産駒のうち・・・
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栗山求
68年生まれ。血統専門誌『週刊競馬通信』の編集長を務めたあと97年からフリー。現在は血統関係を中心に雑誌・ネットで執筆活動を展開中。 関連サイト:栗山求の血統BLOG
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