2017年12月28日(木) 12:01
▲ netkeiba Books+ から「【エピローグ】ラストランを終えて……」のリードをお届けいたします。(写真:キタサンブラックお別れセレモニー 撮影:下野雄規)
中山の舞台で行われた第62回有馬記念はキタサンブラックが逃げ切り、有終の美を飾った。これで実に7つ目のGIタイトル。テイエムオペラオーを抜き歴代賞金王の座にも輝いた。
キタサンブラックと鞍上の武豊騎手がそこで示したのは、一分の隙もない完璧な強さ、2分33秒6の濃密な「王者の時間」だった。最終レース終了後に開催されたお別れセレモニーには5万人ものファンが集い、別れを惜しみ、そしてオーナーの北島三郎氏はスタンド前で愛馬のために歌った。この様子は一般メディアでもトップニュースとして報じられた。
キタサンブラック最後の走りは筆者の目にどう映ったのか。競馬史に残る1日となった2017年12月24日を振り返る。
(文:島田 明宏)
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