2018年06月01日(金) 12:30
◆ダービーを終えて感じた“藤原厩舎の凄さ”
日本ダービーが終わりましたね。
福永騎手、悲願のダービー制覇、本当に良かったですね。特に福永君のお母さんのことを思うと心底良かったと感じました。
福永騎手が以前に話していましたが、自分の父親がこういった状況になった上で自分も騎手となり、心配をかけさせていると感じていた中でケガの入院。でもその時に、母は辛い言葉を口にせず、病室で「久しぶりにユックリと過ごせるね」と声をかけたそう。
また同期である常石君の母も、今、乗馬でパラリンピック目指す常石君の夢を叶えたいと、ドイツ行きを決定。その為の費用を捻出すべく2人で住むマンションを売却。
そんな二人の同期の母を見ていると、今、同じ母となった私は…。 昔から「母は強し」と言いますが、まだまだそのレベルにいっていない自分が母でいいのか? と、振り返る週でもありました。
またダービーを終えてのもう1つの感想は、藤原厩舎の凄さ。今年5戦目で小倉・中山・中山・東京の輸送があった中のエポカドーロ。しかも1週間追いきりでは肩まわりの硬さも見え、最終追いきりは超ソフト仕上げ。
これは藤原厩舎でなければできなかった結果とも思え、改めて藤原厩舎の厩舎力の高さを感じるものでした。
そして混戦と言われた中、終わってみれば友道・藤原・国枝厩舎と、数々の重賞馬を輩出している厩舎ばかりとあって、その点も考え深いものがありました。
さて今週は安田記念。前走後からの変わり身を感じたのはサングレーザー。
前回、本命にしましたが、あの時はまだ見た目に細さが目立つ体つき。今回は、今まで見てきた中でも1番大きく張りもあり今までのサングレーザーとは違う印象を受けます。
これまで「牝馬のような繊細さがある馬」と表現され、浅見助手も「ほんとに気が細かくて」と話されていましたが、前回あたりから地下馬道でも常歩であるけるようになり精神的な成長が見受けられている様子。
ただ今回が久々の関東圏の輸送競馬と1泊がどうでるか? 心配な面も。この中間の体重が前走時+2kg程度なので、2桁に及ぶ大幅なマイナスでなければ力を出せる状況と見ていいと思います。是非とも当日の体重チェックを。予想は、もう少し考えてから結論を出します。それでは皆さん、週末は競馬場でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。
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細江純子
愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。
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