新年の競馬がスタートしたと思ったら、夏競馬の始まり

2018年06月16日(土) 12:00


◆この夏を無事に乗り切るための“決意表明”

 今週から夏の北海道シリーズが開幕。そして、2週後には福島と中京のサマーシリーズも始まります。ついこの間、金杯で新年の競馬がスタートしたと思ったら、もうそういう季節なんですね。

 というわけで、私もボチボチ福島出張の準備を始めました。7月は競馬の出張に加え、高校野球の地方予選や都市対抗野球、プロ野球の仕事も重なって毎年大忙しになるのですが、今年は自分史上最高に過密なスケジュールが待ち構えています。

 実は、今年からバドミントンの国際大会の日程が大幅に変更され、6月末から7月末まで5週連続でそれらの大会のテレビ中継が行われることになりました。さらに8月第1週には世界選手権があり、その次の週にはインターハイ個人戦決勝の中継も予定されています。これらが、今までの7月のスケジュールにそっくりそのまま追加されたので、タイヘンな状況になっちゃったわけです。

 さらに、ありがたいことに(ありがた迷惑という意味ではありませんよ。素直にそう思っています)、グリーンチャンネルの地方競馬中継や、船橋競馬場での予想イベント、中京競馬場での「競馬と鉄道」をテーマにした1dayレッスン(7月15日開講。以前にも書きましたが、ただ今受講者募集中です。詳しくは名鉄カルチャースクールのホームページで)のお仕事もいただきました。

 それでどうなったかというと、今のところ、6月23日から8月11日までの50日間に、ウイニング競馬が8本、グリーンチャンネル地方競馬中継が2本、船橋のイベントが2回、中京の講座が1回に、バドミントン中継が18本、プロ野球中継が2本、高校野球中継が6本(プラス予備日スタンバイ2日)、都市対抗野球中継が6本入っています。

 もちろん、そういう仕事がない日もありますよ。でも、毎週月、水、土曜日の朝には、短いながらもFM PORT(新潟県民FM)のスポーツ、競馬コーナーを担当していますし、雑誌や当コラムの原稿執筆も欠かせません。そのための資料集めも必要なので、完全オフの日は1日もないでしょうね。

 いつもの年なら、過密日程の合間を縫って、福島や新潟出張のついでに日帰り温泉巡りをしたり、毎年必ず通っている居酒屋さんやお寿司屋さんで英気を養ったりするのですが、今年の福島競馬で言うと、4週のうち3週が日帰りで、あとの1週も現地入りできるのは夜8時過ぎになりそう。とにもかくにも体力勝負の夏になることを覚悟しているところです。

 まぁ、我々フリーの人間は、働けるときに働いておかないといけませんからね。最近しばしば“働き方改革”という言葉を耳にしますが、それとは無縁の商売なんですよ。

 お断りしておきますが、今回のネタは断じて“自慢話”ではありません。この夏を無事に乗り切るための“決意表明”のつもりで書かせていただきました。

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矢野吉彦

テレビ東京「ウイニング競馬」の実況を担当するフリーアナウンサー。中央だけでなく、地方、ばんえい、さらに海外にも精通する競馬通。著書には「矢野吉彦の世界競馬案内」など。

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