コーフィールドカップとメルボルンカップのハンデが発表される

2018年09月13日(木) 18:00

ビクトリア競馬便り

▲チェスナットコートらが登録しているコーフィールドCとメルボルンCのハンデが発表 (C)netkeiba.com

(9月13日号 文=ポール・シムズ)

日本からはチェスナットコートとソールインパクトが登録

 レーシングヴィクトリア・レーシング部のジェネラルマネージャーを務めるグレッグ・カーペンター氏は11日、コーフィールドカップ(10月20日、コーフィールド競馬場、2400m)とメルボルンカップ(11月6日、フレミントン競馬場、3200m)の登録馬のハンデを発表した。

 日本から両レースに出走を予定しているチェスナットコート(牡4)とソールインパクト(牡6)のハンデは、それぞれ55.5kgと53kgと発表された。今年から、コーフィールドカップは総賞金が515万豪ドル、メルボルンカップは730万豪ドルに増額され、世界最高峰のハンデ戦となった両レース。トップハンデとなる58kgを背負うのは、ダレン・ウィアー厩舎のヒュミドール(セン6)である。

 ヒュミドールは、昨年のコーフィールドカップで5着、メルボルンカップで19着だったが、芝2040mのG1コックスプレート(ムーニーヴァレー競馬場)では、同レース3連覇を果たしたウィンクスを相手に最後まで粘って2着に好走した。今月1日に開幕した「スプリング・レーシング・カーニヴァル」初日のメインレースであるG1メムジーステークス(1400m、コーフィールド競馬場)で、3度目となるG1制覇を果たした。

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▲コックスプレート3連覇を果たしたウィンクス。その豪州最強馬に食い下がったヒュミドールがトップハンデに(提供:Racing Photos TM)

 スプリング・レーシング・カーニヴァルが、海外からの遠征馬を迎えるようになってから今年で25年を迎える。これまで、外国からの遠征馬による素晴らしい活躍が歴史に残ってきたわけだが、チェスナットコートとソールインパクトの2頭は、10月1日(月)にメルボルンに到着予定で、その後、メルボルンの南東約40kmに位置するウェリビーにある「インターナショナル・ホース・ケア」へ移動し、10月14日(日)まで2週間の検疫を受ける。

 レーシング・ヴィクトリアが発表した両レースの登録馬の出走順位によると、コーフィールドカップ(出走可能馬18頭、補欠馬4頭)においては、現時点でチェスナットコートは第18位、ソールインパクトは第55位となっており、メルボルンカップ(出走可能頭数24頭)については、チェスナットコートの出走順位が16位、ソールインパクトは50位となっているが、最終的な出馬登録まで、地元・外国馬を含め各陣営の動向に注目していきたいと思う。

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▲現時点で出走圏外のソールインパクト。今後の各陣営の動向に注目したい(撮影:下野雄規、(C)netkeiba.com)

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Racing Victoria

1864年に創設された、オーストラリアのビクトリア州における競馬主催団体。メルボルンCなどの大競走が行われるフレミントン競馬場をはじめとした、ビクトリア州各地の競馬場で開催される競馬の運営・統括をしている。近年では日本調教馬の移籍も多数実現しており、日豪の関係に重要な役割を担っている。

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