ダービー馬不在・確固たる本命馬不在の難解な菊花賞

2018年10月19日(金) 18:00

展開が読めない分、どの馬にもチャンスがある

 ダービー馬にして神戸新聞杯勝ち馬のワグネリアンが不在の菊花賞。明らかにステイヤーで3000m歓迎という有力馬もおらず、なかなか難解な一戦だ。

 皐月賞馬エポカドーロの前走は躓いて出遅れたのがすべて。そこは気にしなくていいと思うが、3000mでかつ決め手勝負になると厳しい面があるというのが筆者の考えだ。ダービーでも2着しているので距離は大丈夫と見る向きもあるが、3000mで後半持続力勝負だとスタミナがもつか分からないし、上がり勝負になるとキレ負けする可能性がある。自分で競馬を作れるタイプだが、意外に難しい一戦だ。

 エタリオウは・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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