【ジャパンC】最後まで気持ちが切れなくなったサトノダイヤモンド

2018年11月18日(日) 18:00

サトノダイヤモンド

▲3つめのGIタイトルを狙うサトノダイヤモンド。復活なるか注目される(撮影:井内利彰)

ジャパンC出走予定馬13頭のレース1週間前の厩舎情報をお届けします。

アーモンドアイ

美浦・国枝栄厩舎 牝3

父ロードカナロア、母フサイチパンドラ、母父サンデーサイレンス/前走 秋華賞は1人気1着

国枝栄調教師
「1週前は前2頭を追いかける形の追い切りでした。前走の秋華賞(GI・1着)の1週前追い切りも良かったですけど、今回も良いですね。落ち着いているところが1番良いです。秋華賞の最終追い切りは坂路でやりましたが、今回は(ウッドチップ)コースでやる予定です。前走では手前を1回しか替えませんでしたし、少しずつ体もしっかりしてきたと思います。(牝馬とは)ある程度勝負付けは済んでいる感がありますし、秋華賞に続いてまた関西に行くよりも、よりチャレンジをしたいということでエリザベス女王杯ではなくジャパンCになりました。最終追い切りもルメール騎手が乗る予定です」

ウインテンダネス

栗東・杉山晴紀厩舎 牡5

父カンパニー、母モエレメルシー、母父マジックマイルズ/前走 アルゼンチン共和国杯は4人気4着

「前走、ハナに行けたのは良かったですが、1000m通過が遅かったですね。欲を言えば、早めに引き離した方が良かったでしょうか。今回は重賞を勝った相性のいい内田博幸騎手。メンバーが強いので、強気なことは言えませんが、叩き3走目でさらに動けるでしょう」

ガンコ

栗東・松元茂樹厩舎 牡5

父ナカヤマフェスタ、母シングアップロック、母父シングスピール/前走 アルゼンチン共和国杯は6人気6着

「前走は出遅れて、スローな流れの中、後ろからになってしまいました。この馬の競馬ができていればいい勝負だったと思います。前走後もケロッとしてます。状態は変わりなくいいので、がんばってほしいですね」

キセキ

栗東・中竹和也厩舎 牡4

父ルーラーシップ、母ブリッツフィナーレ、母父ディープインパクト/前走 天皇賞秋は6人気3着

「前走は自分で競馬を作って最後まで踏ん張り、改めて力があるところを示してくれました。その後も順調に来ていますし、追い切りもしっかりやれています。この秋は精神面も馬体面も、本当に充実していますね。距離が延びる分には心配ないですし、いい雰囲気でレースに臨めます」

サウンズオブアース

栗東・藤岡健一厩舎 牡7

父ネオユニヴァース、母ファーストバイオリン、母父Dixieland Band/前走 毎日王冠は10人気9着

藤岡健一調教師
「前走は出遅れに加えて、少し忙しかったです。やはり距離もあった方がいいですね。1週前追い切りはいい動きでした。年齢が年齢なので、そこまで大きく変わることはないですが、使いつつしっかり上がってきています」

サトノクラウン

栗東・堀宣行厩舎 牡6

父Marju、母ジョコンダII、母父Rossini/前走 宝塚記念は6人気12着

森調教助手
「あまりやり過ぎると良くない馬なので、他の馬に比べると1週前は控えめの追い切りにしました。馬の気持ちに合わせることに重点を置いて調整をしています。若干動きは重めでしたが、このひと追いで変わってきてほしいですね。東京や中山への輸送でも体が減る馬ですが、今週初めで510キロほどあるように少し太めです。今週とあとは来週の追い切りで、うまく整えていければと思います」

サトノダイヤモンド

栗東・池江泰寿厩舎 牡5

父ディープインパクト、母マルペンサ、母父Orpen/前走 京都大賞典は2人気1着

池江泰寿調教師
「成績が不振だったときは自分から走るのをやめるようなところがありましたが、今はノドの心配もなく、トモの踏ん張りも利くようになって、最後まで気持ちが切れなくなりました。いい形で来ています」

ジョアン・モレイラ騎手
「15日の1週前追い切りで初めて乗りましたが、動きや仕上がりに満足です。走りのバランスや性格もいい馬ですね。前向きな気持ちで理想的です。昔からジャパンカップに騎乗するのが夢の1つでした。楽しみです」

シュヴァルグラン

栗東・友道康夫厩舎 牡6

父ハーツクライ、母ハルーワスウィート、母父Machiavellian/前走 京都大賞典は1人気4着

友道康夫調教師
「CWコースでの15日(木)の1週前追い切りではクリスチャン・デムーロ騎手に感触だけ掴んでもらえればと思い、乗ってもらいました。ジョッキーも「良かった」と話していました。馬場が悪く、元々調教駆けする馬じゃないですが、このタイムでいい調教ができたと思います。1回使って上積みがあると思います。前走は久々の分もあり、終始力んで走っていました。使ったことでガス抜きもできたと思います。今年は宝塚記念を使っていない分、昨年より元気はいいと思います」

スワーヴリチャード

栗東・庄野靖志厩舎 牡4

父ハーツクライ、母ピラミマ、母父Unbridled's Song/前走 天皇賞秋は1人気10着

庄野靖志調教師
「追いきりではM.デムーロ騎手に馬の後ろで我慢してほしいと伝えました。追い切り時計は出そうと思えばいくらでも出せますが、中3週なので速くならない方がいいと思いました。前走後も馬体は変わらず、上向いています。昨年もアルゼンチン共和国杯を使って良くなりました。レースでスイッチが入るので落ち着いていけるよう中間はゲート練習もしています」

ノーブルマーズ

栗東・庄野靖志厩舎 牡4

父ジャングルポケット、母アイアンドユー、母父Silver Hawk/前走 アルゼンチン共和杯は5人気9着

宮本博調教師
「中2週なので1週前の週末と当週に追い切る予定です。宝塚記念(3着)くらい走ってくれたらと思います。前走は急仕上げでしたし、状態は上がるでしょう。相手は強いですが、東京コースは実績を残していますし、悪くないと思います」

マカヒキ

栗東・友道康夫厩舎 牡5

友道康夫調教師
「前走はスタートでぶつかったこともありますが、展開も向かずに脚が溜まりませんでした。走り切ってはいないので、特に疲れもありません。12kg減だった馬体もしっかり回復していますし、今度は力を出せるはずです」

ミッキースワロー

美浦・菊沢隆徳厩舎 牡4

父トーセンホマレボシ、母マドレボニータ、母父ジャングルポケット/前走 札幌記念は3人気13着

菊沢隆徳調教師
「洋芝と久しぶりに競馬を使ったことで、前走の札幌記念(GII・13着)後は疲れが長引きましたが、今は体調も戻っています。1週前の追い切りではズブさを出していましたが、ゴーサインを出すとしっかり反応していました。今回は相手が強いですが、左回りを試したかったのもありジャパンCを目標にしました。大阪杯(GI・5着)では暑さもあり体調がもう1つという感じでしたが、それでいてあれだけ走れましたので、ここでもやれる手応えは感じています。この先もステップアップしていければと思います」

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netkeiba取材班

東西トレセンから重賞出走を予定している陣営の声をお届けします。

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