意外に狙える、前走惜敗馬の1着/チャンピオンズC

2018年11月27日(火) 12:00

前走2,3着馬の1着付けに妙味

 ダートの中距離界は少数の実力馬の間でタイトルが回っていくことが多く、よほどトリッキーな展開にでもならない限り、GI・JpnIの優勝馬は常識的な範囲から出ることがほとんどだ。前走大敗馬や過去に何度もGI・JpnIに挑戦して失敗してきた馬がいきなり激走して勝つということはまずない。

 フェブラリーSはコパノリッキーやゴールドドリームなどが「前走大敗からの初タイトル」を成し遂げているが、JCダート〜チャンピオンズカップはまず、前走2ケタ着順からの優勝はなし。前走4〜9着から勝ったのはゴールドドリーム、ホッコータルマエ、カネヒキリで、いずれもそれ以前にダートGI・JpnI勝ちがあった。

 このように・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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