2018年12月12日(水) 18:00
2歳G1なんて、まだまだ先と思っていた新馬戦が始まったばかりの6月でしたが、阪神JFが終わり、今週が朝日杯FS。競馬における半年のサイクルなんて、本当に早いものです。今週はその6月デビューの2頭が人気を分け合うレースなりそうですね。
ただ、netkeiba.comの予想オッズではグランアレグリアが抜けた人気。2番人気(12日6時時点)のアドマイヤマーズとは少し差がひらいています。これをどう考えるか、それが馬券の組み立てを左右することになりそうです。個人的には3番手グループに人気薄になりそうな馬もいるので、ウマい馬券ではそのあたりを上手に絡めていきたいと思っています。
【朝日杯FS/アドマイヤマーズ】
デビュー前と現在では、調教の動きに差が出てきました。デビュー前は反応が良くて、いくらでも動けるスピードタイプでしたが、現在は追い出してもすぐにスピードが乗らない、その代わり、追えば追うほどいくらでも底なしに伸びる。そんなイメージの変化があります。
1週前追い切りはまさにそれ。CWで3頭併せの最後方だったこともありますが、前2頭が仕掛けて反応しても、それに置かれてしまって、ゴールには追いつけないという内容。でも遅れは僅かで、勢いそのものはこちらの方が圧倒的に優勢という感じ。最終追い切りは栗東坂路でしたが、ジュンスパーヒカルとの手応えの差は歴然。やはりパワーがありますし、力のいる馬場をあれだけまっすぐに駆け上がってくるところに魅力を感じます。
力のいる馬場でもまっすぐ走るアドマイヤマーズ(12月11日撮影)
【朝日杯FS/ファンタジスト】
1週前追い切りは坂路4F49.5秒と自己ベスト更新でしたが・・・
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井内利彰
調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ
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