2019年01月03日(木) 12:00
荒れる金杯、という言葉を知らない若いファンも増えているのかもしれない。最近の中山金杯はむしろ堅いレースとなっている。
過去10年の1番人気馬は[4-1-3-2]で回収率は単113%・複118%。また、優勝馬はすべて5番人気以内だ。
ハンデ戦→勢力が均衡する→荒れる、という図式が通用しなくなっているのはなぜか。昭和の時代との比較なら重いハンデを課さないことが影響しているのだろうが、20年前には既にその傾向になっていたので、加速度的に「荒れない傾向」が強まっている理由は分からない。ただ、結論としてそうなっていることは間違いない。
ただ・・・
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須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。
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