2019年01月24日(木) 18:02
▲(左から)藤原英昭調教師、木村哲也調教師、友道康夫調教師
1月4日に「2018年度JRA賞」の調教師および騎手部門・受賞者が決定し、藤原英昭調教師(最多勝利調教師)、木村哲也調教師(最高勝率調教師・優秀技術調教師)、友道康夫調教師(最多賞金獲得調教師)の3師が受賞されました。トップを獲る人とはどういう人なのか? 共通のアンケートを通して、「競馬」でなく「経営者」としての頭脳に迫ります。
(取材=大恵陽子/藤原師・友道師、佐々木祥恵/木村師)
『意志や目標をしっかり定め、厩舎全体としてブレない』
▲2017年の2位からついに首位、年間58勝を挙げた藤原英昭調教師 (C)netkeiba.com
【1】受賞を受けて、その一番の要因は何だと思いますか?
藤原 オーナーの継続的な支えがあって、そして何よりもスタッフが朝昼夜、雨の日も風の日も努力をしてくれている結果ですね。それをずっと開業から継続できたのが一番の要因です。
【2】2018年、一番パワーを使ったことは何ですか?
藤原 開業から常に変わらず、継続して同じ考えとリズムで来ています。2018年に一番パワーを使ったのではなくて、10年以上継続することにとても大きなパワーがいります。継続するパワーは1年どころのパワーではないですからね。それが実になったのが去年の結果だと思います。
【3】厩舎経営で一番大事にされていることは何ですか?
藤原 一番は、常に馬も人もケガなく安全であるということです。それがベースにあれば、やり方や意識などで何とでもなると思います。故障してしまったら、どれだけ理想的なことを言っても実行できないので、馬と人が常に気持ちよく安全であることを大切にしています。
【4】ズバリ! 厩舎の自慢はなんですか?
藤原 初志貫徹で、意識が途切れないことです。我慢強さであったり、意志や目標をしっかり定めて厩舎全体としてブレないというところでしょうか。
【5】例えば、もう少し頑張ってほしいなというスタッフがいたら、どんな言動をとりますか?・・・
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