テン乗りでも騎乗流儀は同じ、流れに乗って先行したい/東京新聞杯

2019年02月02日(土) 18:00

ハーツクライ産駒の成長力は侮れない

 休みを挟んで2連勝のインディチャンプ、立て直してきたタワーオブロンドンなど、勢いに乗る4歳馬が5頭もいる。

 多くの馬が春の最大目標とする安田記念もそうだが、以前は少なかった「東京1600mでの逃げ切り=先行抜け出し」が増えているところもポイント。

 逃げ=先行馬の活躍は、芝コンディションの大幅な良化に加え、マイラータイプの層が厚くなり全体レベルが上がっているのに対し、実際のレースでは緩い流れが多くなったため。現在のジョッキー界をリードするC.ルメールも、M.デムーロも変幻自在の戦法をみせるが、出発が欧州競馬なので自分から厳しいペースを作って先行する策はめったに用いない。

 東京のマイル戦を2戦2勝の・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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