楽しみな、マニアック△馬の走り(須田鷹雄)

2019年06月18日(火) 18:00

人気にならなくても、リスクヘッジが効くのは…

 赤本を作っているときに難しいのが、巻末リストのシルシ打ち。須田(社台グループ中心)、浅野(日高中心)、本誌(バランスを取る役割+世間の人気重視)と役割分担が決まっているので方向性は決まっているし、取材している時点で◎○▲はかなりの割合で決まってくる。問題は☆△で、これは他ライターの取材内容等のみを参考に打つこともあるし、それ以前にかなり限られた時間で打つことにもなる。

 そのときにひとつ手がかりにしている(他の理由で打つシルシももちろんたくさんある)のが、コンスタントに産駒が走っている母を評価するということだ。産駒の1頭だけが劇的に走って他はいまひとつ+今年の2歳馬は走った馬の半兄弟というようなケースは本来だと警戒すべきなのだが、どうしても重いシルシがつきがち。一方で、上のほとんどが勝ち上がっているというような馬はさほど人気にならなくてもリスクヘッジが効いている。実際どれだけPOG上でポイント貢献するかはともかく、趣味的な△に向いていると思う。

 現在入厩している、あるいは近日まで入っていた中から例を挙げてみよう。このイメージで△をつけてあった・・・

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